M.Oさん ボランティアに参加して
私自身このボランティアに参加してもっと人の為に何かしたい、誰かの役に立ちたいという気持ちがとても強くなりました。
今回、私がRASAに参加した理由は明確な目的がなくただ、大学の掲示板も参加募集メールを見た瞬間に絶対にこのボランティアをするという思いだけで参加しました。実際にフィリピンに行くとたくさんの方が温かく迎えてくださり、ドキドキした緊張感からワクワクした気持ちへと変っていきました。
私のホストファミリーは子供が5人もいる家庭で最初はみんなと仲良くなれるかなと心配もありましたが、そんな心配も無用でした。子供ってこんなに可愛いんだって思うぐらいみんな可愛かったです。なので、寂しいとか早く帰りたいなど1回も思ったことはありませんでした。折り紙をしたり、ダンスを踊ってくれたり、遊びを教えてもらったり、鶏に毎朝起こされたりなど本当にいい思い出ばかりで、全ての思い出が宝物です。また、おばぁちゃん、おじいちゃん、従兄弟など近所にたくさんの親戚が住んでいていつも笑顔で迎えてくれて嬉しかったです。私は全くっていうほど英語もタガログ語もしゃべれませんでしたが、なんの問題もありませんでした。言葉がわからなくても通じるものはあります。同じ気持ちを分かち合えるだけで十分だと思います。
作業は最後の週のほう少し辛かったけれど、自分たちがやった分だけその成果を目の前で見られるなんてあまりない機会だと思います。みんな同じ方向に向かって頑張っていたので団結力もその分強く、自分も頑張らなきゃという気持ちで作業をしていました。
私はフィリピンに行くまでは日本は便利だし、学校にも通わせてもらって自分って幸せな国で生まれたなって思っていました。しかし、フィリピンで過ごした時間は日本で暮らしているのと同じくらい幸せでした。フィリピンは決して金銭的には豊かではないかもしれないけれど、心が豊かな人が多く、みんなフレンドリーで声をかけてくれる人もたくさんいて日本ではあまり感じることのない人と人とのつながりに対する温かさを感じることができました。ボランティアに参加していなかったらこのような大切な気持ちを忘れたままになってしまったのではないかという気がします。
また、藤井先生、山田先生をはじめたくさんのメンバーと出会うことができました。このメンバーでフィリピンに行けてよかったって思える仲間と出会えて、とてもラッキーでした。みんなありがとう!!
S.Kさん RASAボランティア活動の思い出
RASAのボランティアに参加しようと思ったきっかけは、学生生活最後に私自身がまだ知らない世界を知って、何か人のために、自分のためにも何かをやり遂げたかったからです。そして、そこで得た経験を今後の将来に活かしていきたいと思ったからです。
RASAの活動を通して出会えた53人の仲間は、私にとってとてもかけがえのない大切な存在になりました。説明会で初めて会ったとき、53人という大人数での活動が、うまくまとまってできるのか少し不安なところもありました。しかし、フィリピンという生活環境も違う慣れない環境で、共に汗水たらして助け合いながら働き、共に笑いあい、時には真剣になって意見を出し合い、フィリピンの人たちを喜ばせたいという気持ちを共有することで、53人の一人ひとりの個性や存在が、RASA2013の活動や団結にはかけがえのないものになりました。ボランティアに参加するきっかけも、かける想いも最初はそれぞれ違っていたとしても、一緒に同じ目標に向かって頑張ることで、最後に同じ想いを持って笑顔になれた経験は、私にとって大切な想い出になりました。
そして、フィリピンでのホームステイでは、日本と生活環境も違い、家族と言葉もあまり通じないため、最初は不安だらけでした。しかし、私を本当の家族のように壁を作らずに接してくれ、フィリピンの人たちの家族愛や私に対する愛情は、見返りを求めない無償の愛で、人を信じることの大切さや幸せの価値観を見直すきっかけになりました。家族みんなでご飯を輪になって食べる、家族みんなの話で盛り上がる等、忘れてしまった昔の日本の姿を思い出し、改めて家族の大切さや温かさを実感することができました。日本にいると当たり前な生活が、フィリピンでは当たり前ではない。でも、フィリピンが幸せではないかというとそうではなく、家族と力を合わせて生活するフィリピンの方がみんなで幸せを感じるきっかけが多く、豊かな生活なのかもしれない。フィリピンの家族から私にとって新しい幸せのカタチを、身をもって教えてもらいました。
最後に、今回貴重な体験ができたのも、やはり私たち学生主体で自由に考えたアイディアを活動に活かせるよう、環境やきっかけを必死に動いて与えてくださった、藤井さんをはじめRASAのスタッフの方々のおかげだと思っています。『ボランティア』という活動は人に何かを与える活動ではなく、人から自分を成長できるきっかけを与えてもらう活動であることを、RASAのスタッフの方々が身を持って教えてくださりました。そして、このボランティアに参加して、今の私は様々な人の支えによって生かされているということを改めて実感しました。人との出会いが、その先の人や世界との出会いにつながり、自分が成長できる可能性を広げてくれる。だからこそ、今の私の周りにいる家族や友人、そして、RASAの活動で出会ったすべての人に感謝の気持ちを忘れずに生きていきたいと思います。そして、今後、私も人に出会いや成長するきっかけを与えていけるような人になりたいと思っています。この夏出会えたすべての皆さん、素敵な時間をありがとうございました。
Y.Kさん 「RASA経験を通して得たこと」
今回、RASAの小学校建設ボランティアに参加したことは、私にとって生涯忘れられない経験になりました。フィリピンの文化や言語を知ることができたのも勿論ですが、何よりフィリピンの方々の優しさに触れ、感動しました。そして、仲間と一緒に協力して小学校建設を行えたことで充実した17日間を過ごすことができました。
ボランティアを始めた頃は、慣れない環境で生活していたこともあったことから予想以上に体力を消耗し疲れていました。普段行わない砂や砂利、ブロックを運ぶ作業など私が思っていた以上に体力のいる仕事が多く、驚きました。しかし、他の仲間たちが頑張っている姿を見て勇気付けられたことや現地の人たちの喜ぶ顔が見たいという一心で作業を頑張り抜くことができました。また、休憩中には仲間や小学校にいた子どもたちと一緒にお喋りをしたこと、遊んだことなど全てが私にとって辛いことばかりではなく、作業を楽しみながら行えたことの方が多かったように感じます。そして、日に日に協力しながら効率よく作業を行えるようになり、進むペースが速くなっていきました。ボランティア最終日には、作業を終えた達成感と現地の方々に感謝の言葉を貰えたこと、仲間と行えた喜びで胸がいっぱいになりました。今回、小学校建設のボランティアを通して、人を思いやることが一番大切だったと感じることができました。
ボランティア以外にも休日には、ショッピングモールへ買い物に行ったことや水族館に行ったこと、工場見学に行ったことで楽しみました。このような場所へ訪れたことでホストファミリーと交流できたことや勉強になったことなど沢山の思い出ができました。
そして、生活をしてみるとフィリピンでは貧しい家庭もあり日本がいかに贅沢な生活をして過ごせるのかということを知りました。それでも、フィリピンの方々はいつも笑顔で明るく過ごされていることに対して私は感動し、逆に元気をもらえました。そこから私は、裕福に暮らしている私たちこそが、もっと手を差し伸べて過ごしやすい環境を作り出していかなければならないと思い、これからも困っている人の為に協力をしたいと思うきっかけになりました。また、私はこのような経験をしたことで今後も何事に対しても頑張っていきたいと思うようになりました。
このような貴重な機会を与えていただいたこと、親切にしていただいたことなど全てに感謝しています。ありがとうございました。
M.Kさん フィリピンでのボランティアで学んだこと
私は今年の8月18日から9月3日までRASAボランティアメンバーの一員としてフィリピンのアンへレス市の小学校で校舎建設作業を行いました。このボランティアを知ったのは仲の良い先輩から話を聞いたことがきっかけで説明会に参加しました。私自身、大学4年間で一度は海外ボランティアに参加したいというのが目標の一つにあり、「人の役に立ちたい」という思いでした。
フィリピンへ向かう当日は、不安と楽しみという二つの気持ちが半々で前日あまり眠れなかったことを覚えています。日本を出国してフィリピンへ無事着いたのは良かったものの、マニラは交通量が多く渋滞でアンへレス市へ着いたのは予定の2時間後。「もうあまり人はいないかな」と思っていた私ですが、学校付近からたくさんの地元の人達が私たちを出迎えてくれ、歓迎してくれました。
ホストファミリーと初めて対面したとき、握手をし抱きしめてくれました。この時から私のフィリピン生活が始まりました。しかし、これからの生活への期待とは反対に、食事、トイレ、入浴といった日本とは全く違う生活環境に戸惑いを隠しきれなかったことも確かです。でも、そんなことを言っているのも最初の3日間であり、何よりもホストファミリーの暖かさ、近所の人との何気ない会話、毎晩のように集まる親戚同士との触れ合いに今までの私の生活ではなかったフィリピンの人達の陽気さ、優しさ、家族や親戚同士の絆の深さに感動でいっぱいになりました。
小学校の校舎建設では毎日慣れない作業で体調を崩したメンバーもいて、全身筋肉痛になりながら疲労も溜まりましたが、私たちの様子を見に来る可愛い子供たちや美味しい弁当を楽しみに最後まで頑張ることができました。RASAメンバーも一緒に過ごす時間が増えることに仲を深めメンバー全員で協力しあいながら建設作業を進められたと感じます。
わたしのフィリピンのイメージはあまり良いものではありませんでした。実際、そんなに社会状況が良い現状ではありません。生活環境も整っているとはいえません。しかし、みんな各自悩みを抱えていると思うけれど、フィリピンの人たちはみんな楽しく毎日を過ごしていました。家族を大切に、お金がなくても幸せということを教わりました。私はタガログ語も話すことは出来ないし、英語を話すことも得意とはいえません。しかし、ジェスチャーや顔の表情でお互いが思っていることを表現することができました。お互いが相手を理解しようとすれば言語など関係ないといことも学びました。日本では学ぶことができないことを私は得ることができたと感じます。
この短期間でしたが、本当にたくさんの事を経験することができました。言葉では伝えきれない思いばかりです。これからも、アンへレス市のみなさんが元気に明るく変わらずに過ごしていて欲しいと願うばかりです。私自身もこの経験を一生忘れることはないし、学んだことをこの先の人生に生かしていきたいと思います。日々の生活に感謝をし、周りの人への感謝を忘れない人に成長していきます。ありがとうございました。
A.Kさん 初めての海外ボランティア
フィリピンでの2週間の生活は、とても刺激的なものでした。まず、私がこのボランティアに参加しようと思った理由は、誰かの役に立ちたいと考えたからです。その時は、まだボランティアというものが『人助けする』だけだと考えていました。何かをやってあげよう、という気持ちで参加しました。しかし、フィリピンで暖かい人たちに出会って考えが変わっていきました。フィリピンに着くまで、私はとても緊張していました。ホームステイをするのが初めてで、英語で会話をすることや、環境に適応できるのか、ホストファミリーの人たちと仲良くできるのか、など様々な不安を抱えて向かいました。けれども、そんな心配は全く必要ありませんでした。学校に着いたときたくさんの人が私たちを快く迎えてくれて、とても感動しました。その日は、予定よりもだいぶ遅れて到着したのにも関わらず、みんな笑顔で待っていてくれました。その時には、不安はほとんど消えていました。ホストファミリーは私を本当の家族のように接してくれ、私が風邪をひいたとき、こんなにも心配してくれるのかというくらいで、緊張であまり話せなかった私にたくさんのことを教えてくれました。帰るときには本当の家族と離れるような気持ちで、すごく寂しかったです。学校建設の作業は、暑くて重くて大変だったと思います。始まった当初は、慣れない作業でとても疲れました。慣れない生活と重なって、初めの数日間はとても辛かったです。毎日作業していくうちに、リーダーを中心にみんなで協力してスムーズに出来るようになっていくのが嬉しかったです。最後には、建設会社の労働者の人たちに『ありがとう』と言ってもらえたときは、とても嬉しくて、達成感を感じました。フィリピンの生活は、日本とは大きく違っていました。トイレは便座が無いし、流すのもバケツの水で、シャワーも無いというのは聞いていたけれど慣れるまでに時間がかかりました。移動手段がフィリピン独特で、日本には無い物で毎日乗るのが楽しかったです。そして、人がとても暖かかったです。日本では近所付き合いが少ないし、親戚ともあまり会わないけど、フィリピンでは毎日近所の人みんなで話をしたり、親戚の家でパーティーをしたり、とても新鮮でした。体調が悪くなったりして、辛いこともあったけど、それよりも新鮮で楽しいことが毎日あふれていていました。役に立とうとしてフィリピンに行ったのに、自分の方が助けられることがたくさんでした。この体験をして感じたことは、人は助け合って生きているのだと改めて思いました。私が出来ることを彼らにして、出来ないことをやってもらう、という2週間の生活で支え合う大切さを学びました。また、日本の便利さを感じました。ちょっと不便でも、工夫をして生活している彼らをみて、日本の生活に感謝しようと思いました。フィリピンに行く前に比べて、ボランティアに対しての考えが変わりました。ただ助けるだけではなく、自分が学ぶところだと考えるようになりました。これからも、この体験を忘れずに、何かに生かせればいいと思います。また、積極的にボランティアに参加していきたいと思います。本当にRASAのプログラムに参加してよかったです。