N.Sさん 自分の力を感じて、人の温かさを感じる、それがRASA!!
海外ボランティアに入学当初からずっと行きたくて、友達のつながりで偶然知ったこのRASAという団体に勢いで応募しました。でも、フィリピンって聞いて、大丈夫かな?ちょっと怖いなぁと不安ばかり募っていました。しかし、こんなにも自分がフィリピンという国を好きになるとは思いませんでした。そして私はフィリピンという国を知らな過ぎました。まず、不安だらけの初日は、とにかく目線が怖い!やはり金持ちだと思われているし、狙われているのも事実です。ただ私はフィリピンのこういうところしか知らなかった。人とうまくやっていけるか心配しながら小学校へ向かうとかわいい鼓笛隊が出迎えてくれました。夜遅いにも関わらず、たくさんの人!行く途中にでっかいゴキブリにも遭遇しました。ホストファミリーと対面し、家に向かう途中、道はぐちゃぐちゃだし、狭くて暗い。案内されたトイレは便座がない!!隣にはカエルがゲロゲロ。正直早速帰りたいと思いました。こんな気持ちも3日経ったらぶっ飛びます。まず、家族やその近所の人々。たくさん愛してくれて、いつも夕飯は何がいいか聞いてきてくれます。ご飯はとびっきりおいしい!!お弁当も熱々の出来立て。ただこちらの人は一日5食、多いと7食食べます。はっきり断らないと、いつまでも食べなきゃいけなくなります。なんせ下痢をしていても「これを食べれば治るよ!!!」とラーメンを持ってこられたり!こんな文化の違いもとてもおもしろいです。ホストシスターや子供たちは本物のお姉ちゃんのように甘えてきて、時にわがままでとてもかわいいです。私はホストシスターと喧嘩もして、朝起きると「I love you, ate Naoko」と書かれた手紙が枕に置いてあり泣きながら、仲直りしました。それくらい家族として接してくれるのです。肝心の校舎の建設は、もちろん日本のように高性能な機械はないので、ほとんどが手作業です。ですから危険とも隣り合わせ。でも本当に自分の手で作り上げていくのが実感できて感動します。現場のお兄ちゃんたちはとても陽気!!どこからともなく歌が聞こえてきたりします。建設作業中には、小学校の子どもたちがたくさん話しかけてきて、休憩中にもなると、ワーッといっきに囲んできます。みんな笑顔がキラキラで、こっちまで元気になります。私は、建設作業最終日に、小学校の先生に抱きしめられ、「ありがとう、あなたたちのおかげでトイレが8個から11個になるわ!!」と言われました。こんな心にしみる‘ありがとう’あるでしょうか?日本でトイレが増えたことに感謝する人なんて何人いるでしょうか?それくらい、日本とは違う国だけど、とても温かく、何より絆を大切にする国でした。家に帰れば街中の人と、疲れ果てるまで踊り、ギター一本で歌い、アッチむいてホイを教えてあげたりもしました。お金を一銭も使っていないのに心の底から笑い、楽しんでいる自分にびっくりしました。ひよこになりかけの卵を食べたり、見たことのないフルーツを食べたり、マーケットには豚がぶらさがっていたり刺激もいっぱい!!もちろん、楽しいことばかりではありませんでした。都市の方へ行くと、物乞いもされるし、子どもに‘I’m hungry’と言われたり悲しい現実も見てきました。ただ、それだけじゃない。こんな現実があっても一生懸命幸せに生きている人々がいる。笑顔で見知らぬ土地の私たちを迎え、共に生きることだってできる。そして私も一生懸命生きていく。こんな気持ち、RASAに参加しなかったらわからなかったと思います。だってこんなに喜怒哀楽の激しい18日間は初めてだもん!!最初は偽善でも、不安でも迷ってる暇があったら私は自分の手で確かめてほしいと改めて感じます。与えるもの以上のものがいつの間にか自分の中にあるはずです。このRASAのボランティア活動には言葉で伝えきれないことがまだまだたくさんあります。それをきちんと自分の目や手で体感することがどんなにすばらしいことか、私はこのボランティアに参加して実感しました。それはこれからの人生にも間違いなく活きて行きます。全く自分の知らない世界があり、未知の文化があり、日本にいては絶対にわからないことがある、それを体験させてくれる団体がこんなに近くにある。学生のうちにRASAを知ることができた私はすっごくラッキー!!この18日間がなかったらと思うと本当に怖いです。困難が私を成長させてくれて、人との絆が私を優しくしてくれた。今でも、フィリピンのホストファミリーだけでなく、カブヤオの街の人皆と連絡をとっています。今からじゃ遅いなんてこと、この世に何もない!!すべてに感謝!ありがとう、RASA!ありがとう、フィリピン!
T.Tさん
私は、就職活動も終わっていない、卒業論文も書かなければいけない、親は反対しているという状況の中で、気が重いままこのボランティアに参加する事を決めました。ですが、あの時行くと決意していなかったら、この忘れられない経験をすることなく、悔いを残したまま社会人になっていたのだと思うと本当に参加を決めて良かったと思っています。ここではRASAボランティアで私が感じたことをいくつか述べたいと思います。
まず学校建設作業の手伝いは主に鉄筋が錆びて使えないので、それを使えるようにする作業でした。まずは材料をすべて広い場所に運び出しました。そして錆を落とす為にブラシと木材のかけらでこすって落としました。その後錆止めのペンキを塗りました。あとは砂こしも少し手伝いました。私達ボランティアは2人1組で行いましたが、フィリピンのworkerたちは私達が帰った後1人でやらなければならないと聞き、もっと楽になるようたくさん手伝いたかったなと思いました。
ホームステイ先ではほとんど苦労した事はないですが、家のトイレを見た瞬間は“あっ、まさにthe Philippinesだ!!! トイレットペーパーがない!!! 説明会で聞いていたまんまだ”と驚きました。でも私はこれがフィリピンの生活様式なのだから受け入れようと決めました。初めはなかなか慣れませんでしたが、帰る時には、もうこのスリル満点のトイレにビクビクしながら入ることもないのだと寂しくなりました。
一番印象に残っている事は、子供達と過ごした時間です。子供たちは元気いっぱいで、いつも周りの子供たちと一緒に仲良く遊んでいました。家の中にいれば近所の子供達が遊びに来てくれて、外に出れば私にバドミントンやりたい?といつも尋ねてくれて、家の中にいても外にいてもいつも賑やかで笑いが止まりませんでした。寝る時にはそのにぎやかさが恋しくなるくらいでした。子供たちは本当に気を使ってくれるし優しいしフレンドリーだし、その歓迎の気持ちに胸がいっぱいになりました。このような人の出入りが自由で、いつも家にたくさんの人がいて、にぎやかで、みんな仲が良くて、楽しいというのは私にとって初めての光景、経験でした。こんな笑顔の絶えない仲間がたくさんいるフィリピンで私もずっと暮らせたら幸せだなと思いました。
ですが、ホストファミリーと別れてからスモーキーマウンテンに行く道のりは見るものすべてがガラッと変わりました。街並みがホームステイしていた地域より貧しくなっていき、スモーキーマウンテンに着いてバスから降りた途端にゴミの匂いがすごかったです。そしてあるアパートへ見学に行ったけれど、臭かったし、薄暗かったし、雰囲気が全く異なっていました。最後の夜、夜ご飯を食べに行ったその後にもショックな出来事が起きました。子供から親までみんな物乞いをしていたからです。いままでこうした経験が全くない私にとってこれはほぼ未知の世界で、しかも今までホームステイしていた所とこんな違う世界が同じ国内にあることに衝撃を受けました。
この18日間は本当にホストファミリーと周りの子供たちに助けられました。子供達の優しさ1つ1つが感激でした。ホストファミリーや子供達と共に過ごす中で、フィリピンの方の心の広さ、温かさ、陽気さ、ホスピタリティに溢れている所にたくさん触れることができました。また、私はフィリピンの富裕層の方にお会いでき、一方でスモーキーマウンテンを見学し、実際にこの目で見て貧富の差について学ぶ事が出来ました。言葉では上手く表現出来ませんが、このRASAでしか出来ない本当に貴重な体験をさせてもらいました。自分たちがボランティアをしに行っている側なのに、得るものの方が何百倍も何千倍も多かったです。RASAのボランティアに参加することが出来て、素敵な仲間に出会えて本当に幸せだと思っています。この素晴らしい経験は一生忘れません。ありがとうございました。
Y.Kさん RASA最高!!フィリピン最高!!ありがとう!!!!
私がRASAに参加した理由は、以前から海外ボランティアに興味があったということと、学生時代自由に使えるこの三年生の最後の夏に、何か大きな事に挑戦してみたいと思ったからです。参加を決めるのにもすごく時間がかかったし、最初は不安だらけだったけれど、友人や家族に背中を押されてなんとか決断することができました。
フィリピンに着いて最初の3日位は、トイレが流れなくて困ったり、一日五食の文化についていけなかったり、いろいろと異文化に戸惑い日本に帰りたかったけど、次第にそんな生活にも慣れて、いつのまにかフィリピンでの生活のほうがうんと快適に感じるようになっていました。なによりむこうの人達は皆本当にフレンドリーで、家から一歩外に出るだけで目が合う人皆が「ユリ~~~!!!」と駆け寄って来てくれて、毎日寝る時以外はいつもたくさんの子供達に囲まれて、本当に楽しく過ごしていました。むこうの人達はみんな歌うことや踊ることが大好きで、音楽をかけるだけで自然に近所の人達みんなが外に集まって道路がクラブになってたり、ギターの演奏に合わせて小さい子供達がみんなで合唱してたり、日本ではありえない光景だらけで、もちろん向こうには日本より全然何もないし不便な生活かもしれないけど、それでもフィリピンの人達はいつもにこにこ笑っていて日本人よりもずっと幸せそうでした。毎日の建設作業も暑くて大変に感じる日もあったけど、後ろを見ても上を見てもいつもそこにはきらきらした子供達の笑顔があって、この子供達の為に何かできているんだと思うと毎日の作業も全く苦痛ではなく、むしろもっともっと働きたい、この子たちの為に何かしたい!!といった感じでした。本当に本当に!!毎日が幸せで、お金なんてまったく使ってないのに人生で一番「ああ私生きてる。幸せ!!」と実感しながら生活することができました。お金ではなく、人と人との心の繋がりのみからしか感じることができない幸せをめいっぱい感じて、「人生お金じゃないんだ!」と学びました。子供達がビーズで作ったブレスレットをくれたり、たくさんの手紙やプレゼントをくれて、もうこれは私の一生の財産です。ホストファミリーを含めて本当に皆良くしてくれたし、友達もたくさんできて、本当に別れが辛すぎて日本に帰る3日前位から帰ることを考える度に別れが辛すぎてひたすら泣いていました。別れの当日は街の皆も泣いてくれて、友達は皆学校を休んで私達を見送ってくれました。(笑)RASAでの経験、学んだことは本当に多くて、この紙一枚にはとても書ききれません。ただ、もし私のようにRASAへの参加を迷っている人でこれを読んでいる人がいたら、絶対に参加することをお勧めしたいです。人によって感じることは違うかもしれないけど私はこの活動に参加して変わったし、本当にたくさんの事を学んで、最高の経験ができたと思っているので・・・。ぜひ、もっと多くの人にこの感動を感じてもらいたいと思っています。本当に本当に、RASAのみんな、ありがとう!!ラグーナのみんな、ありがとう!!全てが最高でした!!!ありがとうございました!!!mahal kita!!!!!!☆★☆★☆(^3^)☆★☆★☆★