10月 食品配付を2回行いました。

毎回スタッフが体調や近況等をお聞きして、食品をお渡ししています。
「子どもに朝ご飯を食べさせて、登校させることができるようになって嬉しい。」とお声をいただきました。

貧困世帯では「朝ご飯を食べない」のではなく、「食べたくても食べる物が無い」ため、1日1食の児童も多くいます。
コロナ禍前の給食支援対象児童も、ほとんど朝ご飯抜きで登校していました。
朝ご飯を食べて登校することで、集中して学びに取り組めているようです。

 

しかし、「なかなか職が見つからない。」と嘆く声を多く聞きます。
支援対象140世帯中、父親が無職の世帯は49世帯(約35%) 、母親は125世帯(約89%)です。
その中で、両親ともに無職の世帯は31世帯(約22%)います。

そして、父親の約35%が建設作業員等の日雇い労働者で、安定した収入は望めません。
コロナ感染者数は日に2,000人前後と落ち着いてきていますが、仕事を得ることができない厳しい状況です。

 

◆配付食品

1回目:10月7日
・米5㎏
・卵10個
・粉ミルク8袋
・缶詰2缶(イワシ、コンビーフと玉ねぎの煮込)
・インスタントラーメン3袋

2回目:10月21日
・米5㎏
・卵10個
・粉ミルク8袋
・缶詰2缶(イワシとトマト、ソーセージ)

※粉ミルク‥33g/袋(200mlの牛乳相当)

 

◆10月送金額 約33万円
 食品購入額 約30万円 + 準備費用 約2.7万円

 

ここ半年で缶詰1缶で約7.5円値上がりしている品もあり、1回の配付で1,000円以上購入額が増加しました。
3缶購入の予算でしたが、配付数を2缶に抑えるほかありません。
少しでも多く食品を届けることができるよう、ご支援をよろしくお願いいたします。

【ご報告】
9月にRASA-Japanの食品配付支援活動に対して、カブヤオ市教育省地区表彰を受けました。