フィリピンでは8月下旬からの新学年度が、台風で1週間遅れスタートました。
やっと全員が対面授業可能となり、児童は元気に登校しています。

今年度からコロナ禍の感染予防対策で給食支援を中止して、昨年度と同様に食品配付支援をサウスビルⅠ小学校と契約して行います。

    ◆支援対象児童‥140名(幼稚園~6年生までの7学年 各20名)
    ◆支援期間‥2022年8月下旬~2023年7月上旬(授業日数 203日分)※月2回配付
    ◆配付食品‥米、卵、粉ミルク、缶詰等(1人あたり 約100円/日)
    ◆配付食品の指定について

   戦後、日本の学童の栄養失調・発育不全にアメリカからの食糧支援、特に粉ミルクの支給により、目覚ましい体位改善の実績が出ました。
   現地の食生活は「発育に必要な食事」ではなく、米や砂糖、油を中心とした「満腹感が持続できる食事」です。
   蛋白質やカルシウムを含む食品は価格が高く、特に貧しい人々には摂取することが困難です。
   炭水化物と油分の多い低蛋白な食事であることから、衛生・安全面を考慮して魚・肉の調味済みの缶詰や卵、粉ミルクを指定して配付しています。

皆様の温かいご支援で食品配付を継続できていますことに、深く感謝申し上げます。
今後、物価上昇と円安が続きますと、配付食品数を減らさなければならなくなります。
子どもたちの命を守るため、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。