フィリピンでは新規感染者数が8~9月に1万人から2万人へと漸増し、感染対策として「罰則付き外出禁止」の規制がとられました。
医療制度が貧弱なため、厳しくするしか方法がないようです。

しかし、貧困層の日銭稼ぎの人々に最も大きな影響が及び、無収入でその日食べるものも購入できません。
成長期の児童たちもその日の食事をどこかで得られないかと求め、飢えをしのいで日々生きていると伝わり、1日も早く「食品配付支援」を再開しなければならないと痛切に感じました。

その中、フィリピンではコロナ禍で学校制度の改正があり、サウスビルⅠ小学校が9月から新年度開始との連絡を受けました。
「食品配付支援」を1年間継続していくために早急に準備を整え、10月8、15日(保護者登校日)に感染予防対策を取り、配付を行いました。

左から、コーディネーター ジョイス先生、支援児童保護者、コーディネーター ローズ先生、現地駐在員 デニス氏

◆対象:140人ー幼稚園から小学6年生まで(7学年)
        各学年から20人を先生が選択

◆予算:1人につき40ペソ/日(約92円)

◆配付食品の選定
 ①成長期に必須の栄養素が取れる食品の組み合わせを重視
 ②安全に保管できるもの、衛生面の配慮

◆配付食品
○10月8日:米 6㎏、コンビーフ2缶、ツナ2缶、ソーセージ2缶、ビーフローフ1缶、ミートローフ1缶、粉ミルク8袋、玉子10個

○10月15日:米 5㎏、ソーセージ2缶、コンビーフ2缶、豚肉と豆のトマト煮込1缶、ツナ1缶、サバ缶1缶、粉ミルク8袋、玉子10個

皆様の温かいご支援で「食品配付支援」を継続できますことに厚く御礼申し上げます。

現地から、「コロナ禍でドロップアウトや退学する児童が増加しており、支援の継続がそれに歯止めがかかります。それは、支援を楽しみに通学する児童が多くいるからです。」という声が届きました。
子どもたちの将来のため、働くためにも学ぶ必要性があり、全校児童に卒業してほしいと強く願います。

今後も現地の状況等に合わせて支援を継続していくため、皆様何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします。

フィリピンでは、コロナ規制が厳格化される中、感染対策の違反者数が約3週間で32万人に上り、7割がマスク着用や人と人との距離確保の怠りでした。

また、根本的な対策のワクチン接種は、都市部や工場、富裕層を中心に始まり、まだ国民の30%にも満たない接種者数です。
地方や貧しい人々へのワクチン供給は遅れており、医療施設が少ないこともあり、感染者のほとんどが自宅で隔離療養せざるを得ません。
実際の感染者数は、もっと多いのではないかと懸念されます。

10月に入り、日本からの約112万回分のワクチン供与で接種が拡大し、減少傾向ですが、まだまだ厳しい現状です。今月末には約196万回の追加供与が予定されており、一日も早く収束することを願うばかりです。

日本では想像できない「生きるための食」に困窮する子どもたちとその家族のために、重ねてご支援のほどよろしくお願いいたします。