給食支援活動を行っています、サウスビルⅠ小学校では1年3ヶ月休校しているため、活動も中断しています。
長引くコロナ禍は貧困世帯に真っ先に影響が及び、困窮する家庭も多く出ており、一日も早く支援するために学校と協議し、「食品配付支援」を行いました。

【食品配付支援】

◆期  間:5/24~7/9 (第3学期 7週間)
        ※1週間を5日分として、3回に分けて合計35日分を配付

◆対  象:140人ー幼稚園から6年生(7学年)の各学年20人を先生が選択

◆配付方法:小学校にて保護者に手渡しするー自宅学習用プリントを受け取りに保護者が週に1回登校するため
        ※欠席の場合は連絡を取り、自宅へ配達

◆予  算:1人につき50ペソ/日(約115円) 総額29万ペソ(約67万円)

◆配付食品

1回目 6/3 (2週間分)  米5Kg、ミート缶6個、粉ミルク120g、ヌードル5袋

2回目 6/16 (2週間分) 米5㎏、ミート缶2個、魚缶4個、粉ミルク120g、ヌードル5袋

3回目 6/30 (3週間分) 米10㎏、食パン1本、玉子10個、ミート缶2個、魚缶4個、粉ミルク120g


支援実行となると食品の購入や運搬、仕分け、配付などは人的協力がなければできません。
また、移動制限や交通費の高騰、配付支援の連絡など多くの問題があります。

そこで、Study Tourで日本のボランティア滞在時にいつも率先して援助してくださるデニス氏にRASAの『現地駐在員』として活動を依頼したところ、ご理解いただき、引き受けを快諾していただけました。  (合意書を交わす  右:サウスビルⅠ小学校長、左:デニス氏)

デニス氏には移動制限の中、購入方法の工夫や配慮、自家用車での運搬、運び出しの重労働、自宅を開放して個別包装、RASA支援の展示物作成、会計報告等誠実に尽力いただき、感謝でいっぱいです。

感染防止対策をして配付作業を行い、欠席の場合は連絡をして自宅に配達をして、無事対象児童全員に食品配付をすることができました。

皆様の温かいご支援で、140人の児童と家族に大きな支援ができました。
深く感謝申し上げます。

新学期の始まりはまだ未定ですが、始まり次第支援を継続していきたいと思います。
フィリピンの子どもたちのために、今後ともご支援をよろしくお願いいたします。