フィリピンの恵まれない児童に学校を! 給食を! 教育こそ貧困の連鎖を断ち切る力になる

ボランティアの声2012年

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A.Iさん 海外ボランティアに参加して

PIC_0797 私がこのプロジェクトに参加したきっかけは、友達からの誘いでした。もともと海外ボランティア活動に興味はあったけれど、今まで自分から行動に移すことはできずにいました。そんな時に友達からこの話を聞いて、子どもたちの力になりたい、という気持ちもあったけれど、何か自分を変えるきっかけになればいいな、という漠然とした理由で参加することにしました。出発の日が近づくにつれて、楽しみな気持ちと共に、不安が大きくなっていきました。しかし、実際に行ってみて、自分が想像していた以上のことをこの体験で得られ、本当に行ってよかったという気持ちで一杯です。

向こうでまず初めに感じたことは、フィリピンの人明るさです。いつでも皆が笑顔で、ついこちらまで笑顔になってしまって、とても穏やかで幸せな気持ちになれました。子どもたちの目は本当にキラキラと輝いていて、今でも忘れられません。自分の悩みなんて、すごくちっぽけなものに思えてしまうほど、心に響くものがありました。学校での活動は暑くて大変だったけれど、ワーカーの人たちが、一緒にできて楽しかったよ、といってくれてやってよかったなと思えたし、なにより子どもたちの笑顔で頑張ることができました。日本とは違って、シャワーがない、トイレは流れない、お湯が出ない、など不便なこともたくさんあり、フィリピンは経済的に豊かな国とは言えません。しかし、彼らにとってそんなことは関係なく、毎日が幸せそうで、贅沢で何不自由ない日本で暮らしていて、忘れていた幸せを改めて気づかされました。そして、私がこの体験で一番強く感じたことは、フィリピンの人の暖かさです。ホストファミリー、近所の人々、教会で出会った人たち、みんなが私のことを暖かく迎えてくれました。外に出るたびに必ず誰かが手を振ってくれたり声をかけてくれたりして、なんて素敵な国なんだと感動しました。そして、特に印象に残っている出来事があります。2回目の日曜日の夜に私は体調を崩してしまい、ホストファミリーにすごく心配をかけました。夜中に目が覚めトイレに行こうと部屋を出ると、ホストマザーが私の部屋のすぐ近くでソファーで寝ていました。きっと、私にいつ何が起きても大丈夫なようにそこで寝てくれていたのだと思います。その時は、本当にこの家でホームステイできて幸せだなと思えました。ホストファミリーのことを思うたびにこのことを思い出します。また、近所付き合いの深さも印象的でした。日本では、特に都会だと、近所の人との関わりが薄く、疎遠なことが多いけれど、フィリピンの人は、近所の人との壁がなく、皆が家族みたいでとても暖かくて素敵なことだなと感じました。

この2週間は、毎日が充実していて、貴重でかけがえのない経験となりました。日本に帰ってきてから、山田さんや深谷先生が、みんなの顔が行く前とは全然違っている、とおっしゃっているのを聞いて、改めて有意義な活動だったのだと感じることができました。この経験をどう活かすかも大切なことであり、絶対に無駄にしないようにしたいです。これからもこのプロジェクトが続いてほしいし、できることならまた参加したいです。

E.Iさん フィリピンのボランティアに参加して

私が今回フィリピンのボランティアに参加したのは友人が誘ってくれたからです。もともと海外旅行が好きで学生のうちにいろんな国にいってみたいと思っていて、ボランティア活動に少し興味もあったため今回参加しました。

私は向こうに行く前英語がしゃべれないのでホストファミリーとコミュニケーションがうまく取れるかとても不安でした。ほかにもホームステイするのは初めてだったので向こうでの生活がとても不安でした。しかしホームステイ先に行くとホストファミリーはとても温かくむかえてくれて、さらに私が余り英語をしゃべれないことが分かると丁寧にゆっくりいろんなことを聞いてくれて、とても安心しました。でもホームステイのはじめのうちはホストファミリーにうまく打ち解けられなくてここで本当に17日も過ごせるのか?と思い日本に戻りたいと思ったこともありました。私のホストファミリーの中には1歳の女の子と8歳の女の子、9歳の男の子の3人の子供がいて、みんなとてもシャイではじめは遠めに見ているだけであまり話してくれませんでした。しかし日がたつにつれて私になれてくれたのか手をつないでくれるようになりすごくうれしかったです。子供たちは私を“アテ・えりか”と読んでくれていてアテはどんな意味なのだろうと思い聞いてみるとお姉さんという意味だと教えてくれてとてもうれしくなりました。フィリピンの子供たちは家の手伝いをよくしていてえらいなと思いました。

ボランティア作業は今までしゃべったこともない人ばかりで初めは緊張しましたが、毎日作業するうちに年齢関係なくみんなといろんなことを話すことができるようになり、日に日にやることが大変になり体力的には大変でしたが同じグループの子を中心にみんなで協力して本当に楽しく作業できました。

1週間も過ぎるとフィリピンでの生活にも慣れ変にホストファミリーに気を使うこともなくなり第2の家族にように感じられるようになりました。

作業後に子供たちと遊んだりカラオケをしたり買い物に連れて行ってもらったりと1日がすごく早くて本当に楽しかったです。

フィリピンでの生活はトイレやお風呂などで大変なこともありましたがホストファミリーや近所の人たちと過ごす時間が本当に本当に楽しすぎてみんなと別れて日本に帰るのが本当にさみしかったです。

このフィリピンのボランティアに参加して今まで知らなかった人と知り合えたことやフィリピンの人とのすごく濃い交流ができ、とても貴重な体験ができました。

このボランティアに関係した皆さんにとても感謝しています。

K.Iさん フィリピンに行って

今回のRASAが初めての海外経験だった私は、フィリピンに行く前はとても不安で緊張していました。参加動機も薄く、ほとんど勢いで来てしまったために出発する前はとりあえずマンゴー!!と現実逃避ライフを満喫したり、いろいろ危ない人になっていました。でもいざ現地に着いてみると、子供たちもホストファミリーのマリナ、アシュリー、アリアンと親戚の人たちもとても歓迎してくれ、すごく幸せになれました。現地の子すごくかわいい超かわいい。

私は「英語全くワカリマセーン」状態での参加でしたが、ホストファミリーは勉強しようぜ!!と、家の子の教科書で一緒になって英語を教えてくれました。おかげで?私の聞き取りスキルはだいぶ上がったと思います。けど、聞き取れても私の語彙があまりにも少なすぎて会話が成立しなかったのは悔しくて、もっと英語を勉強したいと思いました。それでも言葉がわからないなりに、帰るころまでには意思疎通ができるようになっていたので、大きく進歩したと思っています。

現地での生活は家によって違いはあったけど私が想像していたものより豊かで、のんびりした暮らしでした。一度バースデイパーティに呼ばれたときパーティーの始まる時間に目が覚めて、急いで家族を起こしたらなぜか笑われるという事件なんかもありました(笑)。そしてフィリピンには人と人とのつながりがとても強いことにとても魅力を感じました。町の人もすごくフレンドリーで、帰り道に知らないおじさんにいきなりグァバをもらったときはびっくりしつつもすごくほっこりしました。日本ではそういったつながりが薄くなっているように思います。フィリピンのようにとまではいかなくても、いろんな人と関われたらと思います。

逆に困ったことといえばトイレとお風呂です。水を浴びるということで、夏にもかかわらずとても寒かったです。最終的には水浴びにも慣れましたが、入るタイミングが日本では夜なのに対し、フィリピンでは女性は朝入るなど文化の違いを感じました。トイレに関しては水洗のトイレの家庭もありましたが、我が家は桶で水を流す方式だったので慣れるまでは大変でした。けどこの体験があったから、今ならどんなトイレでもどんとこいです!!

今回RASAに参加したことでいろんな人に出会うことができました。この経験は私の将来において大きなものになると思っています。このボランティアに参加することができて本当に良かったです!!ここにかかわった全てのみなさん、ありがとうございました!

Y.Iさん RASAの思い出

私にとってRASAに行った18日間はとても刺激的で、有意義に過ごすことが出来ました。今回の活動は私にとって初めての経験だったので、出発する直前まで不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、滞在中ホームステイ先の家族や現地の人々は温かく接してくれいつの間にか和んでいました。

まず、フィリピンで感じたことは、フィリピンの人たちはみんな家族や親戚、近所付き合いを大切している、ということです。親戚が自分の家のようにくつろいでいたり、近所の人が出かけるときに、子供を預けてきたり、その逆があったり、とても仲が良く、お互いが助け合いながら暮らしていて、隣に住んでいても挨拶ほどしかせず、あまり関わりを持たない日本人はなんて淡泊な近所付き合いしか出来ないのだろうと残念に思いました。

もう一つ感じたことは、自分が英語を話せなかったことです。教育を受けていたフィリピン人は、第2言語とは思えないほど流暢に英語を話していて、これまで恵まれた環境の中で英語を勉強してきたのに、単語でしか話せなかった自分にショックを受けました。

作業は暑くてとても大変だったけど、班の仲間や、現地の人たちと話したりしながらの作業だったので、すごく充実し、楽しく作業することができました。最初はお昼ご飯だと思っていたものがミリエンダという10時のお菓子で、それに加えてお昼ご飯があり、量にはびっくりしたけど、だんだん慣れていって最後の方には全部食べられるようになっていました。作業が終わると、ホームステイ先の子供たちが「アテ(お姉ちゃん)」と呼びながら笑顔で迎えにきてくれて、疲れていても癒されました。だから、さよならするときは本当に寂しかったです。

フィリピンでは日本にあるようなショッピングモールや建物もあって、行く前に想像していた印象とは異なる所もありました。ですが、やはりスモーキーマウンテン付近など、家と呼べるのか定かではないような所でごみとともに暮らす人々もいれば、小学生くらいの女の子が子供を抱きかかえながら「Give me money!」と手を差し伸べてくるといった、想像していた所もありました。私たちはまだフィリピンの一部分しか見てきていないだろう。しかし、貧富の差の問題などをまじまじと目の当たりにした気がしました。

今回のRASAに参加し、異文化に触れることで日本の豊かさを知り、いろいろ考えさせられました。ただ海外旅行に行っただけではこんなに充実した時間も体験もできなかっただろうと思いました。私はこのような体験をこれきりで終わらせたくない、と思いました。

今回得たものを大切にして、これからの学生生活、それ以降に活かしていきたいと思いました。

M.Iさん フィリピンボランティア

今回のRASAのボランティアに参加して、フィリピンのことについて深くわかったし、ボランティアの良さもわかりました。

私が初めにこのボランティアに参加しようと思ったきっかけは、ただ単に自分が変わりたいからなどの理由からでした。でもそれだけではない、自分の想像以上の海外生活で、毎日が充実していました。

私は初めての海外経験だったので行く前は不安でしたが行けば何とかなるだろうと考えていました。しかしそんなに簡単ではなく、まず言葉というかコミュニケーションの壁がありました。初めてホストファミリーと会って初対面なのにすごく歓迎してくれて、でも私はそれがうまく受け入れることができなくて、英語も不慣れだったので、全く喋ることができず、ホストファミリーをとても不安にさせていたと思います。英語が分からないので自分から話しかけることができず、それで無言になって最初はとても寂しかったです。どうにか仲良くなりたいと思って、折り紙を教えてあげたり、日本のことについて話したり、単語をつなげてなるべくしゃべるようにしました。

私のホストファミリーは、パパとママとお姉ちゃんのアイラと弟のネーウィンの4人家族でアイラは私と年が近かったのでとても仲良くなりました。家族の話や、学校での話などたくさんしました。フィリピンについての話もたくさん聞きましたが、文化の違いに驚きました。フィリピンは発展途上国で裕福な国ではないので、私がホームステイした家もあまり裕福ではありませんでした。そのため、アイラも働かなければいけなくなることがあり、大変だったと言っていました。また、病気になっても薬が買えないこともあったりと、私たちには考えられないことがたくさんありました。

しかし、フィリピンの人たちはとにかく明るくて、近所の人だけでなくその地域全員が知り合いではないかというほどみんな仲良しで、これも日本ではあまりないことだと思いました。一番実感したのは、携帯電話をなくした子がいたときにぜんぜんうちの家族とは親戚でもなく家も近くないのに、なくなった瞬間にうちのママが知っていたことでした。みんな繋がりあって協力して生きているのだなと思いました。

学校建設の手伝いをしているときも、学校にいる子どもたちが笑いかけてしゃべりかけてくれて、毎日が楽しくて、行って本当によかったなと思いました。

フィリピンに行って学べたこともたくさんありましたが、何よりもフィリピンの人たちと一緒に過ごせたことや、ボランティアで一緒に行った仲間と協力して楽しく過ごせたことがいちばんのいい経験だったなと思いました。

また、フィリピンに絶対に戻りたいなと思っています。そしてまたいっぱい話せたらなと思います。

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