フィリピンの恵まれない児童に学校を! 給食を! 教育こそ貧困の連鎖を断ち切る力になる

ボランティアの声2009年

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H.Iさん

RASA2009学生撮影 060フィリピンで過ごした18日間は私にとって夢のような生活でした。行く前は食事やトイレのことよりも、ホストファミリーに馴染めるかどうか不安でしたが、ロマについたときに現地の人たちの温かい歓迎をうけ、ホストファミリーの人たちが優しく私を家に迎え入れてくれたときにとても安心したのを覚えています。トイレやお風呂も慣れれば平気になりました。日本では便利なものにあふれた生活をしていてそれらは必要だと思っていたけれど、なくても生活できるのだということを実感しました。私がフィリピンに行って1番感動したことは、現地の人々の優しさです。毎朝学校に歩いていくとき、近所の人たちが笑顔で挨拶をしてくれました。学校でも子供たちが私の名前を呼んで手を振ってくれたり、話しかけたりしてくれました。家に帰ればホストファミリーが“自分の家だと思っていいからね。”と言ってくれて、不自由がないようにたくさんの配慮をしてくれました。そんな温かい人たちと毎日接しているうちに、自然と自分も笑顔になっていました。見知らぬ外国人である私を優しく受け入れてくれたことに感謝したいです。そして18日間楽しく充実した毎日を送れたのは、ホストファミリーと現地の人たち、そして藤井さん、山田さん、上野さん、シーランドさんをはじめとするRASAメンのみんなのおかげです。ありがとうございました!!

S.Mさん ―RASA2009の思い出―

RASAで学んだことは数えきれないし、その大切さもはかり知れません。RASAで一番学んだのは、お互いを本当に尊重しあって理解するためには「ほどよい距離を保つ」のではなく、「長い時間を共に過ごす」ことが大事だってこと。フィリピンという国で、現地の人たちの生活にそのまま入って、本当の家族のように生活した18日間は、フィリピンについての本をどれだけ読んでもわからない発見・驚き・感動に満ち溢れていました。いままで俗に言う先進国的な場所しか訪れたことのない私は、自分のこれまでの常識がどんどん覆されました。右手でごはん・水かけ式のおふろ(う~ん…風呂 ?!!)にビーサン入浴・EVERYWHERE IS TRASH BOX(笑)などなど。なにより、助け合いの精神が生活に根付いていることはすごいと思いました。自分の生活もぎりぎりなのに、無理をしてでもお手伝いさんを雇って貧しいご近所さんに仕事をあげたり、誰かが病気になれば一気に村中に広まって、みんなが心配してたり。私なんか隣に住んでる人の顔も知らないのに…人とのつながりをもっと大切にしなきゃって思ったのを覚えています。あとはテンションの高さ!最初は村最強の女・ママエミのキャラの濃さに圧倒されてたけど、恋バナしたり、フィリピンの良さを語ったり、明日の服のコーディネート一緒に考えたり、髪あんでくれたり…娘以上の扱いをしてくれて、毎日すごく楽しかったなぁ。普段は厳しい校長先生で有名なのに、今思えば私にはけっこう甘かったし笑。あの人といたおかげで最後には地元の男子中学生を説教とか、お釣り(←1ペソ)をちょろまかしたRobinsonの店員にカウンターバンバン叩いてキレるとか、かなり強くなった気がします笑。そしてRASAのメンバーとも濃い付き合いができてホントによかった!RASAメンは、何事にもアツくて、前向きで、将来の事もしっかり考えてるのに遊び心もあって最高。しかも本当にがんばり屋さんで、みんなでがんばって作り上げたソーラン節なんかもう泣きそうになったよ!リアルに泣いたけどね?笑。大学で出会う人たちっていろんなタイプがいるけど、こんな短い期間であんなになんでも話せる友達はRASAメンがはじめてでした!本当にみんなありがとう!あとニコニコ笑顔と坊主頭が素敵なシーランド神父、いつもみんなを癒してくれた藤井さん、カインドパーソンなミスター山田…あと上野さん、生意気ばっかり言ってごめんなさい!あとポッター、いつもポッターがおみやげに持ってきた日本食を食い荒らしてごめんなさい笑。それでは、最後のフェアウェルパーティーにて、シーランド神父のお話でのこんな言葉を忘れないように、ずっと心の中に大切に刻み込んでおきたいと思います。« We were given much more than we gave. » 私は、自分のものをため込むことばかり考えてたと思う。だけどRASAでの18日間を通して、分け合うことの大切さ、思いやりがまわりめぐってきたときの感動の大きさを肌で感じることができました。短い時間だったけど、得たものは大きかった。この財産を大切にして、前に進もうと思います。ありがとRASA!

Y.Kさん 2009RASAに参加して…

私にとってフィリピンでの18日間は日本では決して経験することができないことばかりでした。また多くのことについて考える、考えさせられることばかりでした。そのなかでも特に考えさせられのが、貧富の差の問題です。同じ村、同じ地域なのに貧富の差は大きく日本ではとても考えられませんでした。フィリピンの国全体をみてもその差は、私たちの想像を超えていました。一体どうすればこの貧困は克服できるのか。私はRASAのメンバーとしてフィリピンに行く前までは、支援というものは、物資などのモノの支援ばかりをイメージしていました。また自分に出来る事はそれしかないものだと思っていました。しかし今回RASAに参加し、現地の様子や人々との交流を通じて、モノなどの一時的なものではなく、教育などの根本的な部分の支援が大切なのだと感じました。そして支援だけではなく政府、行政、現地の人々、一人一人が生活を向上させようという意識を持つことが貧困の克服につながっていくのではないかと思います。またフィリピンでは、とても多くの人に出会いました。同じRASA のメンバー、ホストファミリー、LOMAの村の人々、現地の日系企業で働いている日本人の方々。多くの人と話をしたり、話を聞いたりすることによって自分の考えの幼さ、視野の狭さに気づかされました。私はホームステイ中に、ホストマザー、そして近所のホストファミリーの親戚の家族が「We have no money, but we have lots of love.」と話してくれました。また、私がフィリピンに来て、深く印象に残っているのはフィリピンの人々の笑顔です。彼らはいつも笑顔で接してくれ、その笑顔に何度癒され、勇気や元気をもらったかわかりません。その時私は、私自身今まで日本でこんなに優しい笑顔でいつも人と接していなかったこと、彼らの家族に対する愛の大きさに、改めて気付かされました。日本はフィリピンと比べて裕福であり、欲しいものはすぐ手に入り、学校にも行くことができます。しかし一方で心の面ではフィリピンの人たちのほうが裕福だと感じました。私たちが出会った子供たちはお金がなくても、輪ゴムや木の枝やストローをうまく使って自分たちでいろんな遊びを考えだしていました。また家族をとても大切にしていました。確かにお金は生きていく手段としてとても大切なものですが、目的ではないのだと、改めて気付かされました。私にとって今回のRASAの参加は、貴重な経験と挑戦することの勇気をくれました。考えることも大切ですが、それを行動に移すことによって自分の知らない世界を知ることができました。そしていつかまた、ホストファミリーに会いにフィリピンを訪れたいです。

S.Tさん みんな誰かのスーパーヒーロー

きっかけは、キャンパスに貼られていた一枚のチラシ。「普段の大学生活ではわからない世界を見たい。」そう思ったことが、私がRASAに参加した理由でした。それまでフィリピンについてほとんど知識が無かった私にとって、出発前に得たタガログ語や気候などの情報一つ一つが全て新鮮な驚きでした。少しの不安と、大きな期待を持って訪れた初めての地。空港からの移動中にバスの中で眠ってしまった私は、みんなの歓声で目を覚ましました。一瞬何だか分からなかったけれど、明るい緑の葉の次に私の目に映ったのは、たくさんの日本国旗と、それを振るたくさんの子どもたちの笑顔。ただただビックリして、言葉が出てこなかったことをよく覚えています。大勢の人々が、キラキラした笑顔で私たちを迎えてくれました。こんなにも歓迎してくれている、そう気がついたときには、涙がこぼれそうで、ここにきて本当によかったと心から思うことができました。でも、大変だったのはそれから。食生活や浴室の違いなどすぐに慣れてはしまいましたが、最初は勿論戸惑うことばかりでした。何もかもが初めての体験の連続で夜はいつもくたくた。それでも毎朝楽しく学校へ行けたのは、ホストファミリーの心遣いと、RASAメンの皆や子どもたちに会えるのが本当に楽しみだったからです。重い砂利を運んだり、穴を掘ったり決して楽な作業ばかりではなかったけれど、皆のおかげで一日一日を最高のものにすることができました。本当にありがとう。 ロマの子どもたちと話をしたり、以前RASAが造った小学校を訪れる内に私はあることに気がつきました。“Do you like study?”そう尋ねるたびに子どもたちからは“Yes!!”と目を輝かせた最高の笑顔で返事が返ってくるのです。日本では、経済開発協力機構(OECD)の調査結果により明らかになった勉強への意欲の低さが、国内で問題視されています。実際に私も勉強に前向きに取り組むことのできないうちの一人でした。でも、キラキラとした目で「勉強が好きだ!」と答える彼らを見て、私もかつては彼らのように、新しいことを吸収することのできる勉強が大好きだったことを少しずつ思い出したのです。私は今でも、幼稚園の頃に初めて漢字を習ったときのことや、初めて英単語を覚えた瞬間を覚えています。本来勉強が生む感情とは、何かを習得する喜びだったのだと思うのです。フィリピンの子どもたちは私に、忘れていたその感覚を思い出させてくれました。帰国後、私はその気持ちを忘れないように様々なことにチャレンジしています。とても忙しくて以前のような自由な時間は取れないけれど、毎日が充実してより輝くようになりました。これからも、RASAでの経験を生かして積極的に前進していきたいと思います。本当に、ありがとう。18日という短い期間だったけれども、そのなかで私を支えてくれ、そして大切なことを気づかせてくれた皆に、心からのハグと感謝を!!決して忘れることのできないとても素敵な日々でした。またいつか、あの場所で会おうよ、ね。
        心からの愛をこめて。

R.Dさん RASA2009

私がこのRASAのボランティアの参加した理由は、途上国の生活や文化などに興味があり、ボランティアがしたいというのと、もう一つはフィリピンでの曽祖父の戦死でした。幼い頃から母親に「ひいおじいちゃんはフィリピンのマニラ、ルソン島で戦死したんやに!覚えときなさい。」と、しつこく言われていたので一度自分の目で見てみたい国の一つでした。偶然にも、ルソン島で18日間過ごすことができると聞き、何かの縁ではないかと感じながらの出国でした。 私にとってフィリピンでの18日間はとても有意義なものでした。フィリピンの人たちは親切でフレンドリーで、私たちを笑顔で歓迎してくれました。ボランティアというよりは現地で、現地の人たちと一緒に作業するといった生活でした。私がフィリピンで一番心に残っていることは、人の心の温かさです。いつも私たちを気遣ってくれて、悪い言い方ですが、ケチな人は一人もいませんでした。日本よりは、はるかに不自由な生活をしているのにも関わらず、みんな悩みなど一つもないくらいの勢いで大笑いしていました。とっても幸せそうに見えました。子供たちはとても無邪気で純粋で、子供らしい。日本もこんな風だったらいいのになと、何度も感じさせられました。 逆に不便だったのは、水回りです。一日目は、トイレの便座がない!トイレとお風呂の境目がない!トイレットペーパーがない!お風呂は水!シャワーがない!水もまともにでない!信じられない!といった状態でした。が、これも慣れで帰る頃には水風呂も気持ち良く感じてしまうミラクルが起きました。(笑) そして、藤井さん、山田さん、上野さん、RASA2009 のメンバーにとっても感謝しています。この18日間、みんながいたから楽しかったし、みんなと活動できたからこそ、ここまでの大きな一生の宝物になりました。RASA★フィリピン!ありがとう。

E.Fさん

フィリピンでの18日間は、本当に毎日が濃くてあっという間に時間が過ぎていきました。初めての異文化体験で、お風呂や食事など日本との違いに驚いたこともたくさんありました。親戚はたくさん居すぎて覚えるのに一苦労だったし、ジープニーやドアのない車(?)は、慣れるまで落ちてしまわないか心配でした…笑英語の苦手な私は、初めてのホームステイにもはじめは苦労しました。ただでさえ苦手なのに、なまった英語で聞きとるのにまた一苦労…。数日後には大分聞き取れるようになったけれど、言ってることの意味はわかってもうまく返答できずに呆れ顔で苦笑いされたり…。ホストファミリーは皆初日からとても親切にしてくれたけれど、フィリピンに着いてから数日間は、生活の違いと、自分の言いたいことが上手く伝えられないせいもあって、この先やっていけるのかと不安になったりもしました。 けれど、学校では子どもたちが飽きずに手を振ったり名前を呼んでくれて、家に帰れば近所の子供たちや親戚の子が集まっていて、常に子どもたちに癒されました。まだ英語の通じない子とも仲良くなることができて、言葉が通じるか通じないかは、たいした問題じゃないんだと気付くことができました。どのみち英語を満足に話せない私は、英語の話せる子とも上手く話せてなかったけれど(笑)フィリピンの子は中学生くらいなら英語はもうぺらぺらで、本当にびっくりしました。 犬とにわとりの鳴き声で目が覚めて、学校で大工さんのお手伝いして、夜はダンスの練習をして…毎日本当に楽しく過ごしていたけれど、滞在中、やはりフィリピンの貧しさ、経済的格差を感じずにはいられませんでした。シャワーのある家、溜め水の家、リッチな親戚の家には家の中にカラオケもパソコンもあって、かと思えば、少し街へ出れば商品を売りつけようと老人が寄ってきたり、マニラのホテルへ向かうバスの中からは、地べたで寝ている男性が見えたり…。スモーキーマウンテンの異臭は今でも思い出せます。ホストファミリーにも、大学の費用や、私の家は裕福なのか等、お金に関する質問も何度かされて、返答に困ったことがありました。フィリピンで再会した中学校時代の友達に、シャワーが水である理由を聞くと、お湯をわかすと高いからだと言っていました。日本ではお湯を使うのは当たり前で、そんなことを考えたこともなくて、いかに自分が不自由なく生活してきたのか気付かされました。 私のホストファミリーは「貧しいけど幸せ」だと言っていたし、私自身、数日間お世話になっただけでも、家族や親戚の温かさに触れてそう感じました。出発前の説明会で話を聞いてある程度覚悟していたせいか、私はホストの家で暮らす上でそれほど貧しいとは感じなかったけれど、もしかしたらホストの方は、私の無意識な些細な行動に贅沢だと感じていたかもしれないと、今になって思います。 初めての海外で、出発前は不安だらけだったけれど、今年このメンバーで行くことができて本当によかったです!RASAに参加したことで、フィリピン=バナナしかなかった印象がいろんな意味で変わりました。貴重な体験もたくさんできたし、いい思い出もいっぱいできました(^ω^) RASA2009メンバーの皆様ありがとう^^お疲れさまでした★

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