フィリピンの恵まれない児童に学校を! 給食を! 教育こそ貧困の連鎖を断ち切る力になる

ボランティアの声2009年

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H.Kさん

RASA2009学生撮影 221フィリピンで過ごした18日間は毎日が充実していて、本当に良い経験ができたなと感じます。フィリピンでの生活は自分が思っていた以上に豊かでした。でもその中でもやっぱり家によって格差は少しあるようにも思えました。私のホストファミリーはお金がなくても毎日Happy!あなたが幸せと感じる時は私達も幸せに感じるわといつも言ってくれました。毎日家族みんなでご飯を食べたり、食事の後にリビングで家族全員とその日の出来事を話したり、こうした何気ないことが幸せなのだとすごく感じました。朝、ニワトリの鳴き声で目覚め、学校へ行ってみんなと作業し、ソーランの練習をして、家に帰って家族にタガログ語を教えてもらったり、日本語を教えたり、歌ったり、踊ったり・・毎日の時間が本当にゆったり流れている感じで、穏やかな気持ちで毎日が過ぎていったように感じます。日本での生活だったら、うまくいかないことがあるとすぐにもう嫌だ!などと気分の上がり下がりがすごくあるのに、うまく言いたいことが伝わらなかったりしても、あきらめずに英語を話したりして、こんなにもポジティブに生活している自分に正直驚きました。ホームステイが始まって初めの頃は家族が聞いてくる質問に答えるのに精一杯だったのに、だんだん知りたい!と思うことはなんでも質問してみるようにしました。家族との笑顔の耐えない会話の時間が大好きでした。タガログ語の歌も教えてもらい、ホストファミリーと過ごす最後の夜に詩美とサプライズで歌い、家族が泣いてくれました。本当にホストファミリーにはよくしてもらい、感謝の気持ちでいっぱいです。フィリピンで誕生日を迎えられたこと、異文化体験、フィリピンの星空などここには書ききれないくらい思い出がたくさんあります!この18日間は一生忘れません♪ この他にも、スモーキーマウンテンや、マニラでは私たちがホームステイしていた地域とは違ったフィリピンの姿を自分の目で見てくることができ本当によかったです。今の自分にできることは何かまだ分からないけれど、そういった貧困や格差の問題に目を向けていきたいと思います。私にとって初めての海外がフィリピンで、そしてこのRASAの活動に参加することができ、本当によかったです。ありがとうございました(^ω^)!

M.Hさん RASAボランティアを終えて

「何か人の役に立つことがしたい」そして、そのことに一生懸命取り組むことで自分自身成長したい、またフィリピンという初めての場所でホームステイをすることで新しい発見をしたり新しい物の見方をしたり出来るようになりたいといった思いから私はこのRASAボランティアに参加しました。初めてのフィリピンで最初は不安なことも沢山ありましたが、最高に温かくて最高に笑顔の素敵な家族に囲まれて過ごすフィリピンの生活は最高に幸せでした。言葉はうまく通じなかったけれども、そんなことは全く関係ないくらい私たちは心で繋がっていました。フィリピンは心からの笑顔と温かさで溢れているなと強く感じました。初めてホストファミリーに会った時、あれほど歓迎されると思っていなかったので涙がでるほど感動したことを今でも覚えています。突然家族になった私を温かく迎えてくださり、常に私のことを考えてくれました。私の好きな食べ物を毎日聞いてくるおじいちゃん、優しく抱きしめてくれるおばあちゃん、一緒に手をつないで帰ってくれるアン、顔を洗う時いつも髪の毛を持っていてくれるベベ、私のことをいつも気にかけてくれたお母さんとお父さんに感謝の気持ちでいっぱいです。働くときは全力で働いて、遊ぶときは全力で遊ぶ、ご飯を食べる時も寝る時も笑う時も全てに全力を注ぐ生活はとっても新鮮でとっても充実しました。毎晩他のお宅にお邪魔して大人も子どもも、日本人もフィリピン人も関係なくみんなでダンスをしたり歌を歌ったり、折り紙をしたことはとてもいい思い出です。フィリピンでは「日本は豊かで羨ましいわ」とよく言われました。確かに経済面では日本は豊かかもしれません。しかし、人間としての本来の豊かさはどうでしょう。子どもが子どもらしくあれほど無邪気に笑う姿、純粋な感情、相手を思いやる気持ち、家族・親戚の絆の強さ、どれをとっても日本より遥かに豊かである人が多いように私には感じられました。経済面では日本に比べて貧しい家庭が多いでしょうが人間としての本来の豊かさを失っていない彼らがとても輝かしく、羨ましく思いました。今回の旅では本当に沢山のことを感じました。フィリピンの方々が教えてくださったことを少しでも多くの人に伝えるとともに自分自身もこの経験を決して忘れることなく今後の人生に活かしていきていきたいです。
!!!!!Maraming salamat po!!!!!

R.Mさん RASAの活動に参加して

今回、思い切ってRASAに参加して本当に良い経験になりました。学生のうちに、何かボランティアをやりたいなと思って去年、探していましたが、なかなかこれっといったものが見つからずにいました。今年の夏には、絶対何かやりたいと思って見つけたのがRASAでした。はじめは、実感がわかないというか、自分自身がフィリピンでホームステイをして、ボランティアのお仕事もするイメージが掴めなくて、不安もありました。けれど、藤井さん方、RASAの方々がとてもいい方たちばかりで大丈夫だろうと思えたこと、何より仲のいい友人が一緒に居たことは心強かったです。フィリピン現地での活動もとても楽しかったです。熱帯の地域なので、やはり日中は暑くてつらいなと思ったこともありますが、日本よりも過ごしやすいぐらいでした。標高が高いから太陽や雲が近くて驚いたし、日本とはまた違ったフィリピンの自然にとても癒されました。ただ、作業がスコールのせいで中断することが多く、あまり出来なかったのが残念です。ボランティアの活動をするためにフィリピンにやってきたのにそれが出来ないのは、悔しくて仕方がなかったです。ママや家族、ロマの人たちは、作業自体がフィリピンの人たちもあまりやりたがらない仕事だからか、ボランティアの私たちをとてもほめてくれたけれども、評価してもらえるほど作業のお手伝いができなかった。もっと、もっとやりたかったなと思いました。それだけが少し心残りです。ロマの人たちは、本当に素敵ないい人たちばかりでした。フィリピンの方の性質なのか、すごく親切で温かさを感じました。ママたちに町の人たちを紹介されることが多かったけれど、どの人も「カシンだ」と言われ、正確な人数が把握できないのほど、親戚がめちゃくちゃ多いことにも驚きました。日本は、現在は親戚が少ないことがほとんどであるし、親戚間の交流もあまりないことが多いので、この違いも新鮮でした。町の人は知らない人はいないようであったし、人々の(特に女性たちの)結束力の高さにはびっくりしました。町自体は、結構裕福な印象でした。町の中でも貧富の差はあれど、ロマの人たちはいつも笑顔で明るかったです。あの素敵な笑顔が大好きです。最終日、帰りのバスで見た街の人たちの表情はロマの人たちと違いました。どこか疲れているというか、笑顔ではない、どちらかというと暗い表情だったのを覚えています。貧しいということは、楽しい気持ちも奪ってしまうのかなと感じました。スモーキーマウンテンの人々は、生活が本当に大変そうだったけれど、笑顔があったのが印象的です。未だ、ゴミで溢れかえった場所で暮らしていて、その環境も決して良くないとは思います。けれど、豊かではないけれどまだマシであるのは人々の表情を見てよくわかりました。ホームステイ先の家族には本当によくしてもらいました。家庭の状況が似ていることもあってか、ママは短い期間にも娘さんたちと同じようにたくさんの愛情をくれました。家族みんなが温かく親切で優しかったです。充実した日々を安全に過ごせたのも、家族が居てくれたからだなと実感しました。私を本当の家族の一員だよと言ってもらえたのは、心のそこから嬉しかったです。また、来年ロマに帰ってくる約束をしました。来年、何らかの形でまたロマに行きたいと思います。あの、みんなの笑顔を見に。完成した教室もしっかり見てきたいなと思います。RASAで、大好きなメンバーをはじめ、たくさんの素敵な人たちに出会うことができました。ありがとうございました。

M.Oさん 2009年 RASAボランティア IN フィリピン

フィリピン生活の前に私は人見知りなのでホームスティでうまくやっていけるか、RASAメンバーと仲良くできるか心配していました。また、ボランティアとして自分がちゃんと役に立てるのか不安もありました。飛行機がフィリピンに着陸し、マニラ空港に降り立ったときは周りがRASAメンバーで日本人ばかりだったのであまり外国に来ているという感覚はありませんでした。マニラの天気はとても暑く湿気もすごく、熱気むんむんでした。着いてからバスに乗りこみ、カビテ州ロマヘ向かいました。バスの中からフィリピンの都市を観察していて気づいたことは、マニラの交通量は非常に多く、常にクラクションの音が鳴っていて、車のすれ違いもぎりぎりで、道路もあまり整備されておらずガタガタ道でした。寝ようと思っても揺れがすごくて頭が背もたれに何度もぶつかるので寝るのは不可能でした。約2時間バスに揺られてロマ学校に着いたとき、その学校の子供たちや先生方、村の人々が日本とフィリピンの旗を振って私たちを迎えてくれました。そんな経験をした事がない私は思わず感動してウルウルしてしまいました。その後現地の人達がウェルカムパーティーを開いてくれて、ダンスを踊ってくれたり、ホストと学生がステージに呼ばれて初対面しました。私のホストはおばあちゃん、ママ、パパ、ミカ(女の子7歳)、マキー(男の子4歳)の5人で、おじいちゃんはスペインに仕事で行っているらしく、家には居なくて、他にヤナ(女の子3歳、ママの弟さんの子供)が居ました。最初子供たちみんな人見知りであまり打ち解けられず、どうしようかと思っていましたが、2日目くらいに一緒にダンスをする時があってそのとき一気にみんなと打ち解けられました。子供たちはみんな小さいので英語がほとんど通じず、コミュニケーションが取れなかったけれどダンスやフィリピンの遊び、メンコ、お絵かきなど言葉が通じなくてもこんなに仲良くなれるのだと嬉しく思いました。でも、せっかく遊ぼうって言ってくれているのに言葉が分からなくて、それに反応できなくて、少し悔しく思いました。言葉が通じたらもっと仲良くなれるだろうなと思いタガログ語をもっと知りたいと思いました。本格的に作業、ソーラン節が始まって毎日筋肉痛で疲れて家に帰るけれど、休む時間がもったいなくて子供たちと遊んだり、ダンスしたり、折り紙大会を開いたり毎日がすごく充実していました。ホストの人はみんな優しくて、いろんなことに気を使ってくれました。ご飯もすごくおいしくて日本に帰ってきて体重計に乗ったら2キロ増えていました。作業とダンス頑張っていたはずなのにと思いがらこれも思い出の一つかなとプラスに考えることにしました。日本と比べると貧しいフィリピンですが、今回この村にホームスティしているうちに貧しいと感じることが薄れていき、毎日みんな明るく元気で家族、いとこ、近所の人、村の人達のつながりが強く、こんな生活が毎日出来るここにずっと居たいなと思いました。人と人との関係が強く助け合っている姿を見て、それが当たり前に出来ていることがすごいなと思いました。最初の頃、フィリピンに行くか本当に迷っていたけれど2009RASAメンバーと一緒にフィリピンに行けて本当に一生の宝物になりました。最高の夏の思い出です。

A.Nさん .*(o^-‘)bフィリピンの思い出(゚∀゚*)ノ

私にとって初めてのフィリピン…とてもたくさんの思い出ができました。うん、フィリピン最高でしたー(*^▽^*)私は旅行とかが大好きでホームステイも何度かしたことがあったのですが、今回のRASAに参加してフィリピンが1番好きになりました!!!その理由は、何よりも現地の人の優しさ、温かさに感動したからです。ホストファミリーは私が寂しくないように気遣ってくれたり、私が大好きだって言ったチョコレートを毎日買ってきてくれたりしました。申し訳ないって思うくらい親切にしてもらったように思います。友達のホストママまで私が悩んでいると心配し、気遣ってくれました。本当に本当に言葉で言い表せないほどいろいろしてくれて… 今でも思い出したら、涙が出そうなくらいです(ノω・、)  私は1人でRASAの参加を決めたので、海外へ行く不安よりもみんなと仲良くなれるかという不安の方が最初は大きかったです。でも、参加したみーんなが 本当に優しい子ばかりで、すぐに仲良くなれて恵まれたなぁっと感じました。作業の方は暑くてしんどい日やだらけちゃいそうになっちゃいそうになった日もあったけれど、みんなの頑張っている姿を見て、自分も良い刺激がもらえたと思います。実際雨の日も多くて、作業ができない日もあって残念でしたが、折り紙教室をやったり工場見学に行ったりできて楽しかったです。そして何よりもソーラン節!!毎日練習して、筋肉痛になったことや練習中に蚊に刺されたことは今となっては良い思い出です♪さよならパーティーではソーラン節を踊った後、なんだか感動しちゃいました。こうやって書いているといろいろ思い出して、また来年同じメンバーでロマに帰りたくなってきます。たった18日間だったけれど、私とってすごく濃くて本当に充実していた日々でした。「お金がなくても幸せなの。」これは名言だと思います。そんな風に言える素敵な人になれるように頑張ります(‘-^*)/  RASAメンへ:ホームステイ、作業、ソーラン節すべてが最高の思い出になりました。18日間、このRASAメンバーで過ごせて本当に楽しかったよ!! みんながいたから異国の地でも、笑顔で頑張れましたー。3年生らしく振舞えなくてごめんなさい(笑)またみんなに会えるのを楽しみにしていまーす (-^□^-)  藤井さん・さぶちゃん・シーランド神父・上野さんへ:18日間、私たちを見守っていてくれてありがとうございました!!藤井さんは医師として、さぶちゃ んは企業さんと話をつけてきてくれて、シーランド神父は笑顔で癒してくれて、上野さんは建築現場でのスペシャリストとして、支えてくれました。フィリピン での生活を快適なものにして下さってありがとうございました(*^▽^*)

T.Hさん RASA2009

就活が長引き、最後の夏休みなのに海外へ行くことを諦めていた頃、RASAの話を聞いた。初めは現実味がなくて、たぶん無理だろうなと思ってた。でも、自分にとって何が大切なのか真剣に考えているうちに、気持ちがどんどん大きくなって、参加を決めた。おそらくこういう海外ボランティアや旅行は、タイミングが大事で、行きたいと思ってもなかなか自分に合うものは見つからない。そして、これから社会人になる者として、途上国での生活を自分の目で見、肌で感じることは大きな財産になると思った。たぶんこれが最後の機会。絶対行こうと思った。 実際参加して本当に良かった。楽しかった。思ってたよりきれいな家で、最初はトイレとお風呂に困ったけど、それにもすぐ慣れて、フィリピンの生活を楽しめた。ホストはみんな親切ですごいフレンドリー。お父さんたちの優しさとお母さんたちの強さが良いバランス。子供達もかわいくてすぐになついてくれた。あの感触が恋しい。ご飯もおいしかった。お父さんたちの「ノミマショー」も懐かしいな。みんな歌とダンスが大好きで、明るくて元気で本当に良い人たちだった。 ボランティアの仕事も楽しかった。現場の人も気さくで楽しく作業できた。タタもかわいかったし。穴掘りとかほんとしんどかったけど、もっとやれた気がする。スコールで中断したことも何回かあったし、もっと働きたかった。でも振り返ってみると、その時その時は全力だったし、結構働いたのかも。結局教室は完成しないまま作業終了。あとは屋根と内部で完成だったのかな。完成したら見に行きたいな。手形もつくったし、自分たちのかかわったものが形になるのは楽しみ。何年かしたらあそこでホストの子供達が勉強するのかと思うと嬉しくなる。絶対見に行く。みんな一緒に行こう。 最後に、今、改めて参加して良かったと思います。RASAでの経験は自分を成長させてくれたと思うし、その可能性も与えてくれたと思う。ホームステイ、工場見学、マニラの子供達やスモーキーマウンテン等の体験で、自分にも何かできることはないか考えさせられた。でも一番大きいのはこのメンバーに出会えたこと。みんな尊敬してます。ありがとう。みんなといるともっと頑張ろうって思う。特にほぼ同じ家だった二人。二人がいたから安心して、いつも楽しく過ごせたんだと思います。ありがとう。そして、出発の一ヶ月前にもかかわらず参加させてくださった事務局の人たち、温かく迎えてくれたホスト、他にもお世話になった方々、すべての人に感謝します。ありがとうございました。

T.Sさん RASA2009

RASAに活動してほんとに良かったです(^∪^)/出発する前は、不安がいっぱいで、フィリピンへ旅立つことを後悔したのですが、フィリピンの人々はとてもあたたかく私たちを出迎えてくれて一気に心配なことはなくなりました。ホストファミリーはとても親切でほんとの家族みたいに接してくれて、フィリピンでの毎日の生活はとても幸せでした☆近所の人々ともとても親しく、人と接することをとても大事にするフィリピンの人々に心ひかれました。 ボランティア活動は雨の日も何日かあって、思う存分に活動できなかったのですが、少しの時間でも必死に働こうと思ってがんばりました。フェアウェルパーティーのソーラン節は、みんな一生懸命でした。RASAメンバーはとてもいい人ばかりで、仲良くなれてすごくうれしいです☆  RASAでの活動を通して、たくさんの思い出とともに、異文化を肌で触れることができ、そして自分が知らなかった様々な事を知ることができました。お風呂の事や食事の事、乗り物の事などなど…。また、スモーキーマウンテンでは今まで私が知らなかった現実があり、勉強になりました。たったの18日間でも私にとってはすごく濃い18日間でした。そして以前よりもっとボランティアというものに興味を持つことができ、自分にできることがあれば何かしたいです!!こんな素敵な体験を与えてくれたRASAの事務局の方々、本当に感謝しています。ありがとうございました(・▽・)

A.Fさん フィリピンでの生活を終えて

フィリピンで過ごした18日間は、私にとって本当に有意義な時間だった。この体験で一番感じたことは人の暖かさだった。家族の仲が良いのはもちろん、隣近所が全て親戚だったり友達で、時間に関係なく他の人の家を行き来したりご飯を一緒に食べたり、常に地域全体の一体感を強く感じた。母の話によると、母が幼いころ住んでいた所も今のフィリピンのように近所同士のつながりがとても濃かったらしい。今の日本にも田舎にはまだそういう傾向が残っているようだが、都会を中心にそのような環境が無くなりつつあると感じる。隣に誰が住んでいるかさえ知らない人や、鍵を閉めなければ安心できない人が多いと思う。理由はいろいろだと思うが、世の中に便利なものが増えたことが、人と人とのつながりを弱くしていると私は思う。フィリピンには日本にあるような便利な物はまだまだ少なかったが、人々の信頼関係やつながりは、今の日本より強いと思った。これから何年、何十年先フィリピンにもっと便利な物が増えて、もし今の日本のように人々まで変わっていってしまうなら、それはとても寂しいことだと思う。フィリピンの人々の暖かさや明るさ、子供たちの本当に無邪気で活発なところは、今の日本には少なくなりつつある良いところだと思った。私はそういうところがフィリピンの人々の一番の魅力だと思うから、いつまでも変わらないでほしいと思う。 今回の目的であった学校建設は、地元の職人の人たちに教えていただきながら、スコップで地面を深く掘ったりセメントを水でこねたり、力仕事で大変な作業もあったが、とても貴重な体験をさせてもらった。そして、作業の合間に現地の小学生と触れ合う機会も沢山あった。子供たちは本当に明るく、彼らの笑顔から毎日元気をもらっていた。休日は、ホストファミリーと大きなショッピングモールや、海や川にも行くことができた。 また、私が滞在中に驚いたことや気づいたことが沢山ある。特に驚いたのはトイレ、お風呂、虫、食事。私たちの滞在先の多くは、トイレは便座も紙も無く、自分でバケツの水を掬って流さなければいけなかった。お風呂はお湯が無く、バケツに溜めた水を朝に浴びる。虫はアリが常にベッドの横の壁や食卓の上に沢山いて、家の中に何匹もヤモリや蛾がいることは当たり前だった。食事は一日五食もあり、私のホストファミリーでは多いときにはそれ以上食べることもあった。このようなことにも数日で慣れてしまい、楽しく過ごすことができた。これらの体験を通じてフィリピンについて沢山知ることができ、さらに興味を持つことができた。他国で実際に生活してみて、日本の生活がどれほどありがたいものかを改めて知った。また、日本がもっと見習うべきだと思う点にも気づいた。そして、RASAで知り合えた仲間たちは暖かく、とても積極的で行動力があり刺激を受けた。今回の体験を必ず今後に生かしていきたいと思う。

H.Iさん

フィリピンで過ごした18日間、ホストファミリーやロマの人々との触れ合い、不慣れな環境下での生活、学校建設のボランティアワーク、スモーキーマウンテン見学などすべての経験が自分の大切な財産になりました。フィリピンでの生活を思い返してみると、まず思い浮かぶのは家族と近所の子ども達の笑顔です。自分のヘタな英語を笑顔で一生懸命聞いてくれたホストファミリー。毎日嬉しそうに遊びに来てくれた子供達。本当にみんな温かくて優しくて、すぐにでもフィリピン帰りたいと思うほど素敵なホームステイをすることができました。 ホームステイ先はシャワーも水道も無く、電化製品もテレビと冷蔵庫ぐらいしかありませんでした。しかし、ホームステイ先での生活が不自由に感じることはほとんどありません。日本のモノであふれている生活は本当に必要なものなのかと考えさせられます。 また、ホームステイ中に驚いたことは、比較的裕福な地域であると聞かされていたロマ(ステイ先の地名)の中にも格差があったことです。自分のホストファミリーはどちらかというとお金のあまりない家庭(決して貧乏ではない)で、家の中は薄暗く、無駄なものは置かれていないといった感じの家でした。一方で、隣の家は裕福な家庭で、2階建ての綺麗な家の中には立派な家具や電化製品が揃っていました。さらに、そこの家は母親が専業主婦なのにもかかわらず、お金のない親戚を家政婦として雇っていました。自分のホストと隣の家はとても仲が良かったですが、このように、親戚内や地域内での格差がある現実を至るところで感じました。 確かにホストは裕福ではありませんでした。毎日自分にはきちんとした食事を用意してくれましたが、ある日、ホストは自分と違う食事をしていることに気づきました。その日、自分は魚料理をすすめられるまま一匹食べました。その後で、ホストは家族5人で一匹の魚を分け合って食べていました。とても胸が痛んだのと同時に、それに気づかずに魚を一匹食べてしまった自分を恥ずかしく思いました。しかし、それでも彼らは嬉しそうに自分にご飯をすすめてくれました。その時思わず泣いてしまいそうになった自分を笑って見ていたホストのみんなの事は、一生忘れないと思います。 また、ロマでの地域内格差だけでなく、マニラのストリートチルドレン、スモーキーマウンテンで生活する人々など格差社会の現実を目の当たりにしてきました。特にスモーキーマウンテンを見学した時は、お菓子と文具を寄付し写真を撮ることしかできなかった自分を悔しく思いました。一時的にモノを与えただけでは彼らの生活が改善することはあり得ません。教会で神父さんがおっしゃっていたように、一次的な援助でなく、彼らが自らの力で生活が改善できるように教育することが大切だということを痛感しました。 今回RASAという教育を支援するという形のボランティア活動に参加できたことを誇りに思います。これからもホストとの交流を続け、何回でもフィリピンを訪問するつもりです。また、自分なりに少しでも教育の支援ができるようなアプローチの仕方を考えたいと思います。

U.Kさん 

私は今回RASAに参加して、本当に良かったと思います。家族と離れて初めての海外で、英語も流暢に話せるわけではないし、出発する前は楽しみと同じくらい不安がたくさんありました。でも、実際に生活していく中で言葉よりも伝えようとする気持ちが大切だということを学びました。私のアマ(お父さん)とイナ(お母さん)はタガログ語しか話せなくて、初めて会った時にあまり話してくれなかったからどうしようかと思ったけど、彼らも私とどう接していいかわからなかったのだと知ったときには少しほっとしました。ホストシスターのリーサやローナ、ローナの婚約者のジェイピーにタガログ語を習って、アマやイナとコミュニケーションがとれたのは嬉しかったです。初めての言語をたのしむことが出来たのもすごく良い体験でした。そういえば、フィリピンにきて思ったことは、男性が女性の家に住む、ということです。日本は女性が男性の家に嫁ぐことが一般的なので、逆なことに少し驚きました。それから話には聞いていたけどご飯の量にも驚きました。どの食事の時にもEat more!って言われました。(笑) 量は多くて困ったけど、味はとても美味しかったです。ただ、隣の家にホームステイしていて、フィリピン中ずっと一緒にいたはるやんに食事が合ってなかったのが可哀そうでした。私のホストファミリーは、「お金はないけど幸せ」っていつも言っていて、それってすごく素敵なことだと思いました。家族間の会話はすごく多いし、何より笑顔が絶えない。とっても素敵な家族でした。そして、申し訳ないくらいに尽くしてくれました。でも私が「ありがとう。」と言うと、「ありがとうは言わないで。」といつも言われました。なぜかと聞くと、「私たちがあなたに出来ることはなんでもしてあげたいから、ありがとうなんて言わないで。」と答えられたのがとても印象深く残っています。とても優しい人たちでした。18日という短い時間の中でも、私たちは家族になれたと思います。最後の夜にはるやんと2人でSalamatというタガログ語の歌を歌ったら泣いて喜んでくれました。心から、ありがとうという気持ちでいっぱいです。 RASAに参加して、フィリピンが大好きになったし、もっともっとフィリピンについて知りたいとおもいました。貴重な体験が出来て本当に良かったです。
 Maraming salamat po!!

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