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ボランティアの声2011年

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S.Iさん RASA Japan 2011 (8/16~9/4)

2011 大学生活最初の夏休み、私は必ず海外へ行こうと決めていました。しかし、ただ観光で行くだけではつまらない!と、思っていたところに偶然目にしたのがRASA Japanでした。活動を知って参加を即決したものの、私にとっては初めての海外。しかも、行先はフィリピン!周りに言うと、驚き心配されました。私自身もちろん不安はありましたが、出国までワクワクしてたまりませんでした。
活動地のカブヤオに到着した初日、ホストの家までの道は真っ暗で何を喋っていいのかわからず、不安でいっぱいでした。でも、現地の人たちはみんな温かく迎えてくれて、不安もすぐになくなり、毎日が驚き・衝撃・発見・感動の連続でした。初日からまず驚いたことは、「トイレットペーパーを使っていい?」と尋ねた時に「何に使うの?」と不思議がられたことです。「ああ、自分の当たり前なんて通用しないんだ。」と衝撃を受けました。他には、雨をシャワー代わりにしたり、どこかしこで音楽が爆音で流れていたり、子供のダンスの上手さにも驚きました。そして、カブヤオの人はとにかくいつも楽しんでいる!という印象でした。フィリピンは、日本と比べると決して裕福ではなく、環境も整備されていませんが、今の日本人は忘れてしまった心の豊かさを感じました。
フィリピンでは時間に追われることもなく、たくさんの考える時間をもてました。smoky mountainやマニラを訪れ、平穏で楽しいカブヤオとは異なるフィリピンの厳しい現状も知りました。レストランを出ると物乞いをする子供が寄ってきたときには、一緒に楽しく遊んだカブヤオの子供たちとのギャップにとても心が痛みました。日本には物にあふれた生活があるのに、世界にはその日一日を生きていくのも大変な人がいることを実際に目の当たりにして、とても考えさせられました。
RASA2011に参加して、様々なことを考えるきっかけになったし、学校生活では得られない特別な絆で繋がった仲間ができました。また、うまく言い表せないけど、自分の中で確実に何かが変わりました。この活動で得たことを今後に生かしていきたいと思います。RASAの方々や一緒に参加したメンバー、温かく迎えてくれたカブヤオの人たちに心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

A.Fさん 2011年8月17日~2011年9月3日 RASA-JAPAN

CIMG5175 私は、初めてのフィリピンでの生活で、日本にいては感じられないことや体験できないことをたくさん味わってきました。行く前はもちろん、衛生面や治安のことなど不安に感じることはたくさんありました。しかし、RASAのスタッフさんや一緒に行った仲間のおかげで達成感と満足感を得られて日本に帰国することができたと思っています。
 フィリピンに滞在中、一番印象的だった出来事は、風邪をひいたことです。ボランティアに行っているのに、自分の体調管理ができないことに恥ずかしさもあった一方、現地の方たちの温かさに触れることができました。山田さんの知人の方が、急だったのにもかかわらず駆けつけてくれたこと、待ち時間が1時間以上あったにも関わらず、ずっと一緒に待っていてくれたお姉ちゃん。家に帰ってからも、子どもたちや近所の人がわざわざ様子を見にきてくれたこと。フィリピンに行って4日しかたっていなかったけれど、本当の家族とずっと知っている人が周りに住んでいるような安心感がありました。もちろん、高熱で大変だったのは事実ですが、風邪をひいたからこそ感じられたものがあったのも事実です。その為、今は風邪をひいて良かったと思っています!
 もう一つ、最後に訪れたsmoky mountainで生活をしている人たちや動物を見て、あの光景が今でも頭の中に残っていることです。私たちが過ごしたカブヤオとはまた違った生活で、フィリピンの格差の現状を間近に感じた瞬間でした。まだ小さい子どもたちが裸足でゴミを持って歩いていたり、狭い部屋に家族全員で暮らしていたり、決して衛生面も良いとは言えない環境でした。しかし、私たちがバスで通り過ぎると手を振ってくる子ども、笑ってくれる人がたくさんいました。このような人達を見るにつれて、住んでいる場所が狭い、裕福ではない、着る服がボロボロ、そんなことは関係ないのではないかと感じ始めました。最終的に本当に幸せな事とは、人に優しくすることや、人と積極的に関わっていくことで生まれていくものだと考えられるようになりました。確かに、何でも手に入り裕福な暮らしができることは、幸せだと感じられる1つの方法です。しかし、自分の中に幸せだと感じる心がないと本当に幸せだとは言えないのではないでしょうか。住んでいる環境にも負けず、1日1日を精一杯生きている人達だからこそ、私たちに見せてくれた笑顔が自然とできてくるものだと思っています。辛い光景だったけれど、自分の目で実際に見る機会があり、たくさんの事を感じてくることができました。そこで感じたことを、これからの自分の考え方や感じ方に活かしていきたいです。
 あっと言う間だった18日間でしたが、書きあらわせられない程の思い出ができました。楽しいことばかりでなく、辛いことや大変だったことも少なくはないですが、行ってよかったと思える海外ボランティアになりました。本当にありがとうございました。

R.Oさん フィリピンボランティア

riho 186私は今までに多数のボランティアに参加してきました。そして今回はボランティアに行くというよりも英語力を少しでもアップしたい、フィリピンの人と友達になりたい、今までにやった事のない経験し自分の将来に役立てたいと思い、海外ボランティアという大規模なボランティアに参加を決めました。最初、色々大丈夫かな?仲良くやっていけるかな?とすごく不安でしたが、フィリピンの学校に就いたらそんな不安は吹っ飛んでいきました。なぜならそこの学校の生徒・その親・先生方が盛大に温かく歓迎してくれたからです。
毎日みんなすごく元気で、道で会う人会う人笑顔であいさつしてくれたり話しかけたりしてくれました。これは日本ではない光景だなと思いながら同時に人の温かさも感じる事ができました。一歩外に出るとどこからか大きな音で洋楽や話し声や笑い声が聞こえ、子供たちは元気に遊びお母さんたちは洗濯板を使って洗濯してたり、ビンゴをしてたり。
散歩をしているといつの間にか私の周りには知っている子知らない子がたくさんいたり、誰かがダンスなどをするとすぐに広まり子供たちやボランティアの子が来て、みんなで一緒にダンスをして楽しみました。
わたしはフィリピンに行って驚いたことがあります。それは年齢差がないということです。日本では1つ年が上でも敬語で話したり、一緒に遊ぶことはあまりないと思います。私のhost familyの子は4人でそれぞれ13.11.8.4歳だったのですが、一緒にトランプをしたりボールで対等に楽しく遊んでいました。私は、年上と年下との間に壁がないのがいいなと思いました。
11歳の女の子は授業で習った事やフィリピンの前大統領、英雄など私に必死に教えてくれ、勉強を楽しんでいてまた自国に関心を持っているんだなと感じ、自分はどうなんだろうと考えさせられました。
また、フィリピンは日本の比べて劣っている部分がたくさんあります。でもなぜかみんな笑顔で幸せに暮らしています。ここでも日本人はどうなのかと考えられました。
 カブヤオ市を離れた後スモーキーマウンテンやマニラに行きました。今まで過ごした所と一緒の国なのに貧しさや人の心が全く違いました。すごくかなしい気持ちになりましたが、今のフィリピン現状について知ることができました。
このボランティアでは私がフィリピン人のためにがんばると思っていたのに、逆に私はフィリピンの人たちにたくさんの事を与えられ教えてもらい、また考えさせられました。このボランティアに参加したことによって、ほかではできない体験、経験をし自分自身プラスになったと思います。RASAのみなさん・一緒に行ったみんなありがとうございました。

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